「文献の比較って、どうしてこんなに時間がかかるんだろう…」
特許実務に携わる方なら誰もが感じる課題です。ところが――Python未経験の私が、GPT-5に「こういうツールを作って」と指示するだけで、たった5時間で文献比較の完全自動化プログラムが完成しました。8月29日の情報機構セミナーで、この仕組みを実演します。
この自動化ツールでできること
- 本件発明×複数引例文献の自動比較~一致点/相違点/阻害要因を抽出し、関連度スコアでランキング
- 日本語整形済みのExcel出力~丸数字(①②…)+改行で読みやすく、レビュー効率が大幅向上
- 事前見積り~実行前にトークンとコスト、所要時間の概算を提示。OKボタン(y/yes)で承認後のみ実行
- キャッシュ対応~一度要約した文献は再実行時にスキップ、コストと時間を節約
- 最新モデル対応~
GPT-5
/GPT-5-mini
を用途に応じて切替可能
精度とスピード、そして驚きの低コスト
「AIの比較はあいまいなのでは?」という疑念を払拭する、実務で使える精度。上位に挙がった文献を人間が深掘りすれば、検討の質とスピードが両立します。しかもコストは驚くほど低廉です。
コスト例:100件の文献を比較した場合(モデル:GPT-5-mini)
項目 | 概算値(100件合計) | 単価 | 概算金額 |
---|---|---|---|
入力トークン | 約1,500,000 tokens | $0.25/1,000,000 tokens | $0.375 |
出力トークン | 約85,000 tokens | $2.00/1,000,000 tokens | $0.17 |
合計 | — | — | $0.545(約85円/$1=155円換算) |
※トークン量は文献の長さ・内容に依存します。上記は実験時の目安です。最新の料金と実データに応じて変動します。
8月29日~情報機構セミナーで実演&全手順を公開
受講生限定で以下を配布・解説します。
- 完成版Pythonスクリプト(compare.py)~そのまま使える実務テンプレート
- マスタープロンプト~GPT-5に「一発で生成」させるための指示文
- 環境構築の最短手順~エディタセットアップからAPIキー設定まで
- 検討精度の上げ方~配点調整、A/B/Cマッピング、二段階スクリーニングのコツ
8月29日セミナーに申し込む(情報機構)
🎯上記セミナー紹介割引有ります!:申込フォーム備考欄に、講師ご紹介の旨と専用コード「N-127」を必ず入力下さい。
実行イメージ
- フォルダ構成:
invention.txt
(本件発明)と、docs/
直下に引例TXT(複数) python compare.py
を実行 → 見積り表示 → y/yesで続行- 要約(キャッシュ活用)→ 比較 → Excel出力(ランキング/要約)
- Excelは日本語列名+丸数字+改行で見やすく整形済み
なぜ“すぐ使える”のか
- 実務要件を満たすI/O設計~TXT→ランキングExcelまでをワンパスで
- 安全運用~事前見積りとユーザー承諾、キャッシュでコスト最適化
- 拡張容易~モデル切替、配点調整、色分け、上位抽出、非同期化など
よくある質問
Pythonが全く分からなくても当日ついていけますか?
はい。VS Codeの基本操作とAPIキーの設定から、GPT-5への指示文(マスタープロンプト)まで、手順書を配布してライブで実演します。
料金はどのくらいかかりますか?
データ量に依存しますが、gpt-5-miniなら100件で数十円~百円程度のケースが多いです(上記の試算参照)。実行前に見積りが表示されるので安心です。
精度はどれくらい期待できますか?
主要構成・課題・阻害要因に着目した比較で、上位の文献は実務レビューに十分耐える品質でした。最終判断は人間が行いますが、前処理の効率が劇的に向上します。
まとめ~今すぐ使える、現場直結のAI活用
「ゼロからでも5時間」でここまで到達できました。8月29日のセミナーでは、その再現手順を丸ごと共有します。
最新のGPT-5/GPT-5-miniで、文献比較を自動化~人間は“上位だけ”を深掘り。この体験を、ぜひご自身の現場で。
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※本記事内の試算は実測をベースにした目安です。最新のAPI料金と各社の為替レートにより変動します。運用前に必ず見積り画面をご確認ください。