特許情報プラットフォーム(JPlatPat)の調査だけで十分でしょうか
Q:
特許情報プラットフォーム(JPlatPat)の称呼検索で調査したところ似たような商標は見つかりませんでした。このような場合、特許情報プラットフォーム(JPlatPat)の調査だけを信じて出願しても大丈夫でしょうか。
A:
弊所では、特許情報プラットフォーム(JPlatPat)だけでなく、できるかぎりブランディで調査をされることをおすすめいたしております。
代表的な理由として、以下のような点がございます。
(1)特許情報プラットフォーム(JPlatPat)の称呼検索は、検索ロジックが公開されていないので、どのような漏れが生じる可能性があるのか予想ができない。
一方、ブランディは、検索ロジックが公開されているので、漏れの可能性が予測でき、漏れそうな称呼は、別途入力して検索することができる。
(2)特許情報プラットフォーム(JPlatPat)の称呼検索の場合、A+Bなどの結合商標について、Aだけを入力したり、Bだけを入力したり、A+Bを入力したりするだけで、漏れが生じることなく調査されるのかどうかわからない。
これは、称呼検索のロジックが公開されていないので、本当にこのような入力だけでよいのかわからないことに起因します。
一方、ブランディは、このような結合商標でも、入力ワードをしっかり選べば、もれなく抽出してくれます。
(3)特許情報プラットフォーム(JPlatPat)では、拒絶査定が確定してしまったような出願は、データから消えていく。
一方、ブランディは、残っています。このように残ることによって、同じような商標を過去に出願した人が拒絶になっているかどうかを確認することができます。
(4)ブランディならば、併存登録例もしっかりでてきます。
(5)特許情報プラットフォーム(JPlatPat)では、拒絶理由が通知されるかもわからないという不安感が残りますが、ブランディで調査した場合、いけるだろうという安心感の方が強い。
報酬を頂いて出願する以上、基本は、100%の登録を目指すのが王道だと考えます。
このようなことをご理解いただければ、有料でブランディによる調査を行ったとしても決して高いものではありません。
拒絶理由通知が届いて、手遅れになりたくなければ、ワンランク上の調査をされておくことをおすすめいたします。
ただし、最近は、みなさんご予算がありませんので、残何ながら、特許情報プラットフォーム(JPlatPat)だけの調査が多くなってしまっているのが実情です。
※ブランディの宣伝ではありません。