6. キーワードを用いる限界
キーワードを用いる場合、確かに、絞り込みの確率を高めることができますが、用いるキーワードが異なれば、ヒットしなくなりますので、漏れが生じる可能性があります。
その意味で、キーワードを用いた検索には、限界があります。
そのため、実際には、IPC、FI、Fタームを組み合わせた検索手法も採用する必要があります。
さらに詳しく知りたい方は、
特許庁ホームページ>特許庁の取り組み(説明会・セミナー・シンポジウム・フェア)>説明会テキスト>IPDLの検索サービス(IPC検索・FI・Fターム検索)
をご覧下さい。
なお、IPC、FI、Fタームを組み合わせた検索手法であっても漏れが生じるおそれがあります。
それは、発明の特許性というのは、進歩性の判断がメインとなるからです。
すなわち、Aという発明が、Bという発明とCという発明との組み合わせで成立している場合、AとBとの技術分野が同一である場合、Aの技術分野で検索した場合、Bに関する文献はヒットしてきますが、Cに関する文献はヒットしてきません。
したがいまして、Aの技術分野のみの検索では漏れが生じます。