こんにちは。大阪で特許事務所をやっています弁理士の高山です。
下の手摺りは、床などにおいて使用する手摺りです。スタンバーZという商品です。
一見、鉄パイプを曲げただけの製品ですが、なんと、特許取得済みです。
この製品を特許取得するときの請求項は、どうやって書いたらいいのでしょうか。
簡単なようで難しいです。
請求項って、手品の種明かしと一緒で、答えを見てしまったら、何とでも評価・批判ができますが、実際に、出願の段階で、はじめて、この発明を文章で表現するのは、代理人の弁理士です。
どうやって表現したらいいかな、どうやったら少しでも権利が広くなるかなあ、どうやったら特許が取れる請求項になるかなあと、あれこれ悩みながら請求項を考えていきます。
結局、我々の仕事は、このたった数行の請求項のために、何分も何時間も頭を使って、ああやこうやと考える仕事です。かなり地味な仕事ですので、まあ、そんなんどうでもいいやんという方には、ほんと、つまらない仕事かと思います。でも、弁理士は、みな、一言一句、本当に真剣に考えています。
というわけで、ここでクイズですので、一度、みなさんも、答えを見ずに、この請求項を考えてみてください。
もし、添削をご希望の方は、問い合わせフォームからお送り下さい。100万円で添削します(笑)