1. 日頃の調査(まずその前に)
まず、開発者は、自社製品の分野の最新情報を入手するために、専門誌や学術論文等を定期的に購読することをお勧めいたします。
なぜなら、特許出願は、原則、出願から1年6ヶ月が経過しないと公開されないので、今日公開された特許出願があったとしても、それは、1年6ヶ月以上前の技術になるからです。
専門誌や学術論文等は、技術開発の直後や特許出願直後の技術を発表する場合がありますので、先行技術の調査には必須となります。
もちろん、取り扱いの技術分野によっては、そのような雑誌が存在しない場合もございますが、競合他社のWebサイトや製品カタログ等にも、目を通すべきであります。
このように、日常的に、先端技術の動向に注目しておきつつ、発明が生まれたら、特許文献に関する調査を行わなければなりません。